この時期は台風の影響で体調が悪くなったりしていませんか?低気圧によって頭痛に悩まされる方が多いでしょう。なぜ、低気圧になることで頭痛が起きやすいのでしょうか?
実際の経験を基づいて考えていきましょう。
自分が小学生の時、家族で山登りして山頂付近に着いて密封されているお菓子を食べようと思ったら家では膨らんでいなかったお菓子の袋が膨らんでいたのでその袋で遊んだ覚えがあります。
山登りする前は密封されている袋が膨らんでいなかったのに山頂に着くと膨らんだのはなぜでしょうか?
ここからは袋の図を参考にして気圧の解説してから人間の体にどう影響するかを説明します。
そもそも、気圧は空気による圧力のことで地上は空気の量が多く周囲の気圧が高いです。その一方、山は空気の量が少ないので地上に比べて周囲の気圧が低いです。
お菓子の袋が地上にあるときの状態は、袋の中と袋の外でかかる気圧が釣り合っているため、気圧差によってお菓子の袋が膨らむことはありません。

その状態から山を登ることで空気の量が減り気圧が下がるので外から押す力が弱まります。お菓子の袋は地上で袋詰めされているため、中から押し返す力は変わることがないのでお菓子の袋は膨らみます。

ここまで低気圧によってお菓子の袋が膨らむ仕組みを解説しました。
私たち人間も気圧によってつぶれないのは体の中に含まれる空気がこのお菓子の袋と同じように受けている気圧と同じ力で体の内部から押し返して、気圧を打消し合っているからです。
地上でも大気の状態によって気圧が上がったり下がったりします。そうなると体の中から押し返す力を大気の状態によってコントロールしていく必要があります。人間には内耳という耳の奥にある器官で気圧の変化を感じとって脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝えます。自律神経には交感神経(興奮作用)と副交感神経(リラックス作用)があり、バランスを取って体を維持しています。
例えば、低気圧によって天気が悪くなれば気圧が下がるので体の外からの圧力が減り、血管が膨張していきます。
このままだと膨張した血管が周りの神経を圧迫し炎症を起こして頭痛やめまいなどが出ます。そうならないために自律神経の交感神経の機能を働かせて血管を収縮させることで体の負担をかけずに済むことができています。
もし、交感神経ではなく副交感神経を働かせてしまうと自律神経のバランスが悪くなり、先程でも述べましたが血管が膨張し続けて頭痛やめまいを起こしてしまいます。
では、自律神経のバランスが崩れて頭痛などの症状が起きた時どうしたらいいですか?
次回、説明していきます!
長文になりましたがこのブログを読んでいただき感謝しております。
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