身体に痛みを感じた時に、冷やしたらいいのか?温めたらいいのか?
悩みますよね?
簡単に説明すると、急性期は冷 慢性期は温です。
ケガをした時には、「最初は冷やし、その後は適当な時期から温める」のが正しい対処法です。
たとえば、何かにぶつけたり、転んだりすると毛細血管が切れて内出血してしまいます。この時に温めると、血行がよくなりすぎて内出血が広がり、腫れも酷くなります。つまりケガをした直後には、冷やして血管を縮小させることで内出血を減らし、腫れを抑えて、冷やすことによって痛みの感覚を麻痺させて、痛みを軽減させます。また、ケガをした後にお酒を飲んだり、お風呂につかったりすると血行がよくなりすぎて、腫れや痛みが増すことがあります。
しかし、あまり冷やし過ぎても凍傷の危険性があるので、15分〜20分くらい冷やすのがベストです。ただし、患部がジンジンしたり、紫色になる様であれば、逆に組織の血行が悪くなりすぎて、酸素や栄養が足りなくなります。ケガの状態によりますが、持続的には冷やさず、一回冷やしたら、間隔をあけて冷やすのがよいでしょう。
ケガをして1〜2日くらいで内出血も止まり、腫れもピークに達するので、これ以降は温めて血流をよくし、組織の活性と再生を促します。組織に酸素や栄養を補給し、老廃物を流す為には血流がとても大切です。どの程度冷やし、いつから温めるかは、ケガの程度や部位などにもよりますが、一般的に「最初は冷やして後に温める」と覚えてください。
冷やす温めるかの判断は、患部にズキズキ感や熱感、鋭い痛み等が有れば冷、患部が凝っている、重たい、冷える等であれば温です。
判断が難しい場合にはお気軽にスタッフまで、ご相談ください。
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